書類や雑誌、食べ物などA4より小さいサイズで荷物を送りたいと思ったことはないでしょうか?ショッピングサイトやフリマサイトの発達で、郵便局や宅配会社では、様々なサービスが展開されています。今回は、A4サイズの荷物を安く送れる「クリックポスト」をご紹介します。
クリックポストとは
〠クリックポストはこんなサービス〠
・ハガキや封書のように郵便ポストに投函してお届け先のお家のポストに届けてもらえる。
・全国一律185円(税込み)
・自宅でラベル作成、郵送料の支払いまでできる
クリックポストは、元々は日本郵便が2014年に開始した、ゆうパケットの一種です。
自宅でラベルを作成し、運賃決済もできる、さらに運賃は 全国一律185円(税込み)
品物が入っているのに、ハガキや封書と同じく郵便ポストに投函でき、お届け先のお家のポストに届けてくれます。
クリックポストの配達日数
たった185円で荷物が送れると、送料が助かりますが、届くまでに何日もかかってしまっては、困りますよね。
そこでクリックポストの配達日数を確認しておきましょう。
クリックポストの配達日数は、おおよそ2日程度。
投函した翌日、翌々日にはお相手のお家のポストに届けられています。
ただし配達距離が長いと、届けられるまでに3~4日かかることも考慮しておきましょう。
ハガキや封書とほぼ同じ日数ですね。
クリックポストは郵便ポストに投函するので、集配する時間によっても到着日は違ってきます。
例えば早朝にポストに投函すると、その日の1回目の集配となり、早ければ翌日に届けられます。
しかしその日の集配が終わった後に投函すると、翌日の集配になり、届けられるのは翌々日になってしまいます。
クリックポストの送料は一律185円
ただ、自分で封筒やパッケージを準備しなければいけないので、おうちにサイズが合う封筒や箱が無い場合は、梱包材をの値段も考えた上で、発送方法を決めてくださいね。
クリックポストの魅力は何といっても送料。
A4サイズの荷物なら、レターパックライトが370円で最も安いですが、クリックポストは同じA4サイズが185円
クリックポストは元々188円でスタートしました。
2020年4月に人件費の高騰を理由に198円に。
そして2022年7月20日、料金が改定されました。
メルカリやラクマなどのフリマサイトやオークションサイトの需要が高まる中、185円に値下げを発表しました。
この物価高騰が叫ばれる中、クリックポスト始まって以来の最安値は、利用者にとってうれしいサービスですね。
クリックポストの支払いはネット決済
クリックポストは現金決済ができません。
Yahoo! JAPAN ID・Yahoo!ウォレット・Amazonアカウント・Amazon Payのいずれかのアカウントが必要になります。
ラベルを自分で印刷しなければならないため、プリンターも必要になってきます。
クリックポストはA4サイズ1kgまで
クリックポストは送料が185円と安いですが、送れるサイズや重さが気になりますよね。
クリックポストで送れるサイズは、長辺34cm以下・短辺25cm以下・厚さ3cm以下
重量は、1kg以下。
つまりA4サイズの封筒で厚さ3cm以下なら、郵便ポストに投函できます。
ちなみに私がクリックポストで送ったものは、こんな感じ。
マチを作って隅々まで詰め込むと、たっぷり入りますよ。
クリックポストは郵便ポストから送れる
荷物を送る場合は、郵便局や宅急便の配送センターなどへ持ち込みが一般的ですが、クリックポストは街の至る所にある郵便ポストへ投函するだけで、相手のお家の郵便受けに届けてくれます。
宅急便のように、ピンポ~ンと鳴って大急ぎで玄関先まで取りに行く手間もありません。
ハガキや封書と一緒にポストに届けられています。
受取印が必要な宅配なら、お相手が在宅してそうな時間を考えなければいけませんが、クリックポストなら、直接受け取らなくてもいいので、受取時間を気にしなくても送れます。
クリックポストの注意点
クリックポストは自宅でラベルを作成し、最寄りのポストから投函すると、送り先の自宅のポストへ投函してくれる便利なサービスです。
送料が安くポストに投函するだけで届けてもらえるなど、メリットいっぱいのクリックポストですが、投函するときや相手が受け取るときに注意したいことがあります。
クリックポストは郵便局に行かなくても最寄りのポストから投函できるのですが、昔ながらの丸い形のポストは投函口が小さく、A4サイズの荷物が入らない場合があります。
クリックポストでA4サイズ、厚さ3cmの荷物は、上の写真のような現代の形のポストから投函しましょう。
クリックポストで郵送された荷物は、お相手のおうちのポストに入れられます。
しかしお届け先のおうちのポストが小さいと、荷物は入りません。
もしお届け先のポストに荷物が入らない場合は、郵便配達員の方から直接受け取ることになります。
規定サイズを超えると返却される
クリックポストは最寄りのポストから投函できるので、わざわざ郵便局まで行かなくても投函できます。
では、クリックポストの規定サイズを超えてしまった 場合はどうなるのでしょうか?
規定サイズを超えてしまうと、自宅のポストに返却されます。
「引き受け条件である暑さ3cmを超えていますので、返送させていただきます」というメッセージが添えられています。
早速開封し、厚さ3cm以内になるよう中身を調整。
ちなみに最初に貼った宛先ラベルは、使用期間内であればそのまま使えます。
戻って来たからと言って再度185円で印刷する必要はありません。
とはいえ郵便屋さんの手間をとらせてしまうことになります。
荷物を作る際は規定サイズギリギリまで詰め込むのではなく、少し余裕があると返送されることなく届けてもらえますよ。
クリックポスト専用ボックスを利用した場合は、重さをオーバーしなければ問題なく届けてもらえますが、自分で梱包すると、厚さが3cmを超えてしまう場合があります。
平に置いていると暑さが3cmでもポストに投函するときは、斜めになってしまいますよね。
荷物を梱包したけれど、厚みが心配な場合は、荷物を縦に置いて、厚さ測定定規に通してみるのもおすすめです。
クリックポストは追跡サービス付き
現代は荷物の追跡サービスが当たり前の時代。
クリックポストも追跡サービスが付いています。
ゆうパックやゆうポケットと同じように、郵便局のホームページから「個別番号検索」を選び、番号を入力すると、荷物がどこまで配送されてるかわかりますよ。
クリックポストの使い方
自宅で配送手続きから決済までできる「クリックポスト」の使い方を確認しておきましょう。
Yahoo! またはAmazonのいずれかにID登録
宛名ラベルを作るにあたり、Yahoo!またはAmazonどちらかのIDを登録が必要です。
Yahoo!のフリーメールを使っている方や、Amazonでお買い物をされる方は、既に持っておらるかと。
ちなみに私は、Yahoo!のIDでペイペイカード(Yカード)で決済しています。
初めてクリックポストを使おうと思って、郵便局の窓口で「クリックポスト1枚ください」って言ってしまいました😅
クリックポストは自分でラベルを作って、郵便ポストに投函するので、郵便局へ行かなくてもいいのですね。
宛先ラベルはプリンターで印字
お届け先や送り主のデータを入力すると、宛名ラベルが出来上がり、印字します。
宛名ラベルというと、特別なラベル用紙が必要と思いますが、コピー用紙があればOK!
プリンターにコピー用紙をセットして、画面の「印字」をクリックすると印刷が実行されます。
印刷されたラベルを切り取り線に沿って切り、荷物に貼ります。
貼る時は、透明テープで四方をしっかり貼っておきましょう。
四角だけや二辺だけテープで止めていると、配送途中にラベルが剥がれてしまう可能性があるので。
ラベルは有効期限がある
クリックポストのラベルを印字すると、使える期限が決まっています。
クリックポストは、支払いが完了した翌日から7日以内に発送しなければいけません。
ラベルを印字すると、ラベルに有効期限が記載されています。
先にクリックポストを印字して、後から荷物を作ろうと考えていると、有効期限切れになる場合もあるので、先に荷物を作って梱包が完成してからラベルを作るようにしましょう。
宛名ラベルを荷物に貼る
送りたい商品の梱包が完成すると、宛名ラベルを貼り付けます。
コピー用紙に印字されたラベルを切り取り線に沿ってカットし、荷物に貼ります。
貼る場所は特に決まっていませんが、荷物の中心部分に貼っておくのが親切かと。
ラベルにはお届け先の住所や名前、バーコードなど、配達員の方が確認しなければいけない情報が記載されています。
住所が隠れてしまったり、バーコードが読み取れないことがないよう、透明テープでしっかり止めておきましょう。
ポストへ投函
荷物にクリックポストの専用ラベルを貼り終わると、いよいよ投函です。
郵便局までいかなくても、最寄りの郵便ポストに投函するだけでOK!
クリックポストの厚みは3cm以内と決まっています。
品物の詰め方によっては、部分的に3cmをオーバーする場合があります。
3cm以上の厚みがあると、郵便ポストに入りにくくなります。
ポストに無理やり投函すると、サイズオーバーで戻ってくる可能性があります。
実際私も2回戻ってきました😅
ちなみに戻ってきた荷物に貼っているラベルは、使用期間内であれば中身を調整してそのまま投函できます。
再度投函するからともう一枚、新たに作成する必要はありません。
クリックポストで送れるもの
クリックポストを使って送れるものをチェックしておきましょう。
A4サイズで厚み3cm以内であれば、アクセサリーや文具、コーヒー、食品など。
私は一人暮らしの方へ、スティックコーヒーやクッキー、塩昆布などを詰め合わせてクリックポストで郵送しています。
受け取られる方は、自宅のポストに入れてもらえるので、印鑑を持って受け取りに出なくて済むので助かると喜ばれています。
クリックポストは、ハガキや封書と同じように郵送されるため、冷蔵保存が必要なものや、夏にチョコレートなど気温の影響を受けるものを入れて送るのは避けましょう。
クリックポストの注意点&デメリット
クリックポストは1kgまでの荷物なら185円で郵送できるので、一般的な郵便小包より安くで送れます。
クリックポストの最大の魅力は値段の安さですが、郵送するときの注意点やデメリットをチェックしておきましょう。
クリックポストは補償がない
クリックポストは、安い料金で配送してもらえますが、補償サービスがありません。
もし配送中に紛失されてしまっても商品代を弁償してもらえません。
クリックポストって紛失されてしまうの?と心配されるかもしれませんが、実際に紛失されてしまったという声は聞かれないほど、紛失率は極めて0に近いです。
紛失と判断されるデータの中には、遅延により届かないと判断されているケースも含まれています。
紛失されたとすると、郵便受けから盗み取られた可能性は考えられます。
よって、クリックポストで郵送する場合は、高額商品は避けておくのが無難でしょう。
梱包材は自分で用意
クリックポストはA4サイズ1kgまで185円で送れます。
元々は198円でしたが2022年7月20日から185円に値下がりしました。
ただしこの値段に含まれるのは送料のみ。
レターパックのように、専用パッケージを購入すると荷物を入れて送るだけというわけにはいきません。
郵送するための封筒やケース、宛名ラベルも自分で印刷して、荷物に貼り付けます。
クリックポストに対応する箱が無い場合は、専用ボックスを利用しましょう。
箱が無い場合は使わなくなったカレンダーなど、厚めの用紙で箱を作るとオリジナルなデザインが楽しめますよ。
今回は残暑見舞いのメッセージを添えて投函します。
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クリックポストは、手紙やはがきと同じように、自宅のポストに届けてもらえます。
つまり常温での配達です。
寒い時期は特に問題はありませんが、暑い時期に食品を入れて送る場合は注意が必要です。
例えば真夏にチョコレートを送ったらどうなるでしょうか?
相手のお家のポストに届いたころには、原形は無くなっていることでしょう。
チョコチップが入ったクッキーもチョコレートが溶けてしまう可能性があります。
クリックポストで食品を送るときは、気温をチェックしてから送るようにしましょう。
クリックポストで発送費用を節約しましょう!
今回は、A4サイズの荷物を185円で郵送できるクリックポストをご紹介してきました。
クリックポストは、様々な配送サービスの中で最も安く、追跡サービスも付いてします。
郵便局や配送センターまで行かなくても、自宅でラベル作成から支払いまで完結でき、郵便ポストに投函するだけ。
みなさんもクリックポストで送料を節約してみてくださいね。
【早い者勝ち!】 あなたのお名前、残ってる?
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